今日はしぃくんの命日。
今までの人生で最大の悲しみともいえるしぃくんとのお別れから一年が経過した。

自分に問いかける・・・
緊急入院から約二ヶ月間、いつ死んでもおかしくないという状況の中、衰弱死を避けるために少しでも食べ物を口にした方が良いという事で、嫌がるしぃに強引に食べ物(主にチュール)を与え続けた。
そのお陰で約二ヶ月間生き延びたのかもしれないが、それで本当に良かったのだろうか?
刻々と肝臓が破壊されて食べ物を受けつけない状況下、体重は半分近くも減り、点滴の針が刺さった痛々しい姿のしぃに対して、二ヶ月間もの長い期間、苦痛を与え続けただけではないのだろうか?
長生きできなかったとしても、住み慣れた我が家で衰弱死という最後を迎えた方が苦痛が少なかったのではないのか?
必ず治ると信じていた俺には安楽死という選択肢はなかったが、いっその事安楽死を選んでいれば・・・

家族の中で一番心を通わせていたと自負していた俺だが、一番最初に異変に気付いてあげられなかった。
それで本当にしぃくんを可愛がっていたと言えるのだろうか?
飼い主失格である・・・

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俺が撮った写真ではないが、お気に入りの中の一枚。
いつもちょっかいを出してくるこゆきを疎ましく思っていたしぃだが、この時ばかりはちょっと照れているような・・・満更でもないといった表情をしている。